2012年7月13日金曜日

明石ジュニア(Akashi Philharmonic Junior Orchestra)のサマーコンサート、終わりました!(といっても今日は金曜日、終わったのは日曜日なので、5日のタイムラグがあります。いつも迅速に対応したいと思っているのですが、なかなか思うようにできません。すみません。。。)
今回はプログラムが盛りだくさんで難しく、しかもSKOを意識して前に立って暗譜で弾くというパフォーマンスもあり、子どもたちは大変だったと思います。しかし、たくさんの方に聴いて頂いて、普段の練習の100倍張り切って弾きました。ありがとうございました。

今回の演奏会では、二人のメンバーにヴィオラを弾いてもらいました。曲目はグリーグのホルベルク組曲(Aus der Holbergs Zeit)。一曲だけでしたが、ヴァイオリンとの掛け持ちは難しかったと思います(特に第5楽章でソロを弾いたA.F.さんご苦労様。よくやってくれたました)。でも、もし音楽大学に入ったらオーケストラの授業でヴィオラを弾かなければならないこともありますし、若いうちにヴィオラを経験しておくことは,悪いことではないと思います。ハ音記号が読める、というのも強みになります。


ところで最近のヴィオラ界のすう勢を申し上げますと、「ヴィオリストはヴィオラだけ弾く」というのではなく、セルゲイ・マーロフ(Sergey Malov)や牧野葵美(Makino, Kimi)に代表されるように、ヴァイオリンもヴィオラも両方高度に弾く、という状況に移りつつあります(豊嶋泰嗣さんや寺神戸亮さんは両方弾かれますが、どちらかと言うとヴァイオリンです)。特にマーロフのように、ヴァイオリンでもヴィオラでも国際コンクールで優勝するなどということは、以前では考えられなかったことです。ヴァイオリンとヴィオラの境界がうすれてきたと言えるでしょう。今後、ヴァイオリン専門、ヴィオラ専門の人がいなくなることはないと思いますが、一つだけでは飽き足りず、複数の楽器を操って自分の世界を表現するプレーヤーは増えるでしょう。


AJO(明石ジュニア)の子たちにそれを強要する訳ではありませんが、両方弾ける子が増えると、オケとしてはもっとフレキシブルに活動できます。もちろん、ヴィオラ専門がいれば言うことなし! 8月6日オーディションです。たくさん受けにきて下さい!!言わずもがなですが、すべての楽器を募集しています!!!